人生丸ゴト握ッテ回ス (野口武彦著作データ)

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2004-10-24

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intro
本DBの概要、野口氏について前書き的なもの、など。
bio
野口武彦氏略歴。
booklist
野口武彦氏の著書一覧。共著や翻訳は含みません。

各著書のデータは以下のカテゴリーに分類されております:

book_ID
書籍の基本情報(出版日、出版社、ISBNなど)
TOC
目次
book_intro
冒頭の文章の引用
book_review
感想
(各著書名)
上記4つのデータカテゴリーを含む、各著書のデータ一覧。

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なお、引用を多用しますが、文中の傍点箇所は強調で代用しております。

[]野口武彦って誰ですか?

神戸大学教授。紹介には「文芸評論家」という肩書が付くことも多いようです。メインフィールドは近世文学・思想及び近代文学。ただし、近年は神戸大地震忠臣蔵・幕末といったいわゆる「素人向け」テーマでの著書も増えつつあります。

早稲田におられた60年安保では学生運動に従事。「56年から60年安保に至る、東京での街頭デモにはすべて参加した」(読売文学賞受賞インタビューにて)。文筆活動に入った初めのころは何と小説も書いておられました。時としてお茶目なノリの裏に修羅場をくぐったドスの刃がちらほら……。

参考情報

彼は詩文において夷斎石川淳に師事し、学問において中村幸彦氏に師事するという欲深い構図をもっており、それをかなえられた幸運児でもある。またその関係から中村真一郎丸谷才一といった才幹に兄事する幸運も併せもったのである。

専攻分野

担当授業科目

  • 学部
    • 国文学特殊講義、国文学演習
  • 大学院
    • 近世文学特殊講義、近世文学演習(文学研究科)、文芸思想論(文化学研究科)

現在の研究課題

  • 幕末文化史・思想史の研究
    • 阪神・淡路地震に触発されて執筆した『安政江戸地震』の史料調査をしているうちに、安政2年(1855)から慶応3年(1867)に至るまでの「幕末」の最末期には、驚くべき質量の政治史・社会史・思想史・文化史上の諸問題が複合的に堆積していることを発見。政治権力がいかにして解体するか、また社会崩壊過程にける人間情念の形態は如何といった問題を多方面から検証してゆくことを、在職期間最後の課題としたい。

このページに載っていない情報はどんなことでも歓迎です。ご存知の方はご一報ください。

[]どうしてこんなページを作ったのか?

最初に、なぜ野口氏の著書に魅かれるのかについて説明せねばなるまい。

  • message drivenかつlogicalな構成
  • 情報の受け手のことを意識した(すなわちマーケットに顔を向けた)文体(持って回ったような・コミュニケート不能な衒学的言い回しに溺れる、あるいは奇を衒った「ウケ」を狙う、等々、巷に散見される「ガキの真似」とは対極にある)
  • とはいえ、勢い余って羽目を外しても殺さないで残す余裕と頭の柔らかさ(大人だ)
  • 読み手に自分の仮想敵を強要しない(これは重要!!)

なんだ、当たり前じゃんと思うあなた。でも洛陽の紙価を高らしめんと考えている世の著述家の大半は、案外こういうことさえ出来ていないのではないですか。かつて柄谷行人は、"知識人・インテリは「世間(あるいは大衆・常識)」から乖離している"と嘆くのがステレオタイプ知識人・インテリだと言った。価値の多様化だか「物語」の喪失だか知らないが、如何に彼らが読み手とのコミュニケーション不全に怯えているとはいえ、まっとうな文章を書かずに妙な高等戦術に打って出て、無意識のうちに討ち死にしている連中を見ると見苦しいことこの上ない。敢えて独立ページを設け野口氏の著書を紹介する所以。

[]インターネットにおける野口武彦

サーチエンジンで検索すると文献リストにやたら名前が出てくるが、著者や著書の紹介といった踏み込んだデータは全くと言っていいほど存在しない。1970年以降30年の長きに渡って著書を出してきた一線の評論家としては余りに寂しいというのが実感である。著書はともかく、雑誌・学術誌に掲載された文章・論文で単行本化されていないものに至ってはとてもフォローできない。いずれ出るであろう全集(出さなかったら承知しないぞ筑摩書房!)に期待するしかないのであろうか。

国文学関係の雑誌に掲載された論文は、国文学研究資料館が作成している国文学論文目録データベースで検索が可能です。

助かります助かります2007/04/05 21:56まとまった紹介、助かります。ありがとうございました。

chemistchemist2010/03/08 00:50応援しています